日本郵船は7月31日、鉄鉱石や石炭、穀物といったドライバルク輸送を主力とするNSユナイテッド海運(NSU)の普通株式に対し、株式公開買付け(TOB)を実施すると発表した。
NSユナイテッドの株式は現在、日本郵船が18.35%、日本製鉄が33.36%、その他が48.29%を保有している。
日本郵船は、NSUの普通株式を対象にTOBを実施する。TOBは国内外の競争当局の承認などが前提で、ことし11月下旬から12月下旬頃をめどに開始する予定。買い付け予定数は48.29%(下限は14.96%)で総額は約1200億円を見込む。
日本製鉄は日本郵船のTOBには応じず、NSUの自社株を対象としたTOB(2027年1月上旬頃の予定)に応募する。TOBにより、NSUは日本製鉄から20.03%の自社株を買い付ける予定。
取引完了後は、NSUの株式は日本郵船が83.33%、日本製鉄が16.67%を保有する体制へ移行する。これにより、NSUは日本郵船の持ち分法適用会社から子会社になる。
日本郵船はNSUを子会社化することで、重要顧客を基盤とする安定収益を取り込むほか、同社が長年培ってきた知見および実績に日本郵船のグローバルネットワーク、技術力および幅広い事業基盤を組み合わせる。
これにより、安全で良質な輸送サービスの維持・向上、コスト競争力の強化、海外成長市場における製鉄サプライチェーンの構築、脱炭素化対応等を推進し、高い競争力を発揮するドライバルク事業者を目指す。
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