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シベリア鉄道での日露欧輸送の実証、2019年実施の全4件とも問題なし
国土交通省はシベリア鉄道を活用した日露・日欧の貨物輸送が、海上輸送/航空輸送に並ぶ第3の輸送手段となるように、ロシア運輸省およびロシア鉄道とも協力して、実証実験を行っている。
2018年度は日本〜Moscow間で貨物輸送を実証し、2019年度は日欧間の下記4案件を実施したもので、その結果をこのほど発表した。
(1)富山→Bielsko-Biala(ポーランド南部)の電動工具・部品 (含むリチウムイオン電池)輸送。
(2)神戸→Rakovnik(チェコ北西部)のタンクコンテナによるアクリル系ポリマー輸送。
(3)Hamburg→横浜の自動車部品、 輸送容器などの輸入混載輸送。
(4)名古屋→Duisburg(独中西部)の精密機器輸送。
実施した4案件の実証事業で確認された結果概要は次のとおり。
・輸送コストは、いずれも海上輸送比で1.5倍程度またはそれ以上と、やや割高となった。
・手続きは、一部貨物に関してロシア側の規則の不透明さから、
積出し港でコンテナへの積み込み直しが発生した。
・輸送品質については、おおむね良好。一部貨物に関して継続的な軽度の揺れや、
突発的な衝撃が記録されたが、精密機器輸送をはじめ輸送貨物そのものへの影響は確認されなかった。
・リードタイム、通関手続きについては、今回の試験輸送の範囲では大きな問題は確認されなかった。
Last Updated : 2020/04/10
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