東京港;蔵置貨物の早期搬出を要請、今夏のゲートオープン時間拡大も中止へ
国土交通省港湾局と東京都港湾局は4月16日、新型コロナウイルス感染症のまん延にかかわる緊急事態措置等を踏まえ、東京港の利用者に対して、蔵置貨物の早期搬出を要請した。
すべての貨物について、無料保管期間(フリータイム)の延長を行わず、貨物の早期搬出を要請するとともに、フリータイムを超えてコンテナヤードに留置された場合に課される超過保管料(デマレージ)についても、適切な運用への理解を促した。
東京都では、4月10日から都内における緊急事態措置が行われている。東京港では、首都圏における物流機能を確保するために継続して稼働しているが、今回の緊急事態措置に伴い、首都圏の一部の店舗や工場等の営業が停止される。
これにより、輸入貨物の搬出先において適切な受け入れ態勢が確保されない場合には、コンテナターミナルからの輸入貨物の搬出がこれまで以上に停滞することが懸念されている。
その結果、ヤード内に輸入貨物が滞留して蔵置場所が確保できなくなり、さらなる輸入貨物の受け入れが困難となるおそれがあり、医療や生活に必要な物資等の受け入れに支障を及ぼすことになる。
このため、国交省と東京都は、緊急事態措置の状況下においても港湾機能を確実に維持するため、コンテナターミナルから早期に貨物を搬出するように求めたもの。
また、東京港運協会は4月20日、東京オリンピック・パラリンピック対策として、今夏に実施を予定していた東京港におけるコンテナターミナルのゲートオープン時間の拡大を中止すると発表した。
東京2020大会の延期に伴う措置。来年度に延期された大会に向け、引き続き取り組み内容について検討を行い、関係者と適宜情報を共有しながら準備を進めていく方針。
中止となるゲートオープン時間拡大の対象日は、最終トライアルとして実施予定だった5月7、8、11日、オリパラ期間とその前後の7月15〜17日、7月20日〜8月7日、8月11〜14日、8月25日〜9月9日となる。特に大会期間中の7月20日〜8月7日(土日祝日を除く) は、早朝(7:30〜8:30)に加え、国内港湾で初となる深夜ゲートオープン(16:30〜翌4:00)を予定していた。
