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日本→中国の21年7月荷動き:紙類の減少で12.7%減の77.1万トン
日本海事センター・企画研究部がこのほど発表した財務省貿易統計に基づく「日本〜中国間の2021年7月コンテナ荷動き」によると、日本発の往航が前年同月比12.7%減の77.1万トンで3ヵ月連続のマイナスとなった。
前月と同様、日本からの紙類の輸出の大幅な減少が影響しており、7月単月で過去最低の荷動き量となった。ただ、単価の高い機械類や電気機器などが伸びたことで貿易額は13.4%増の8176億円となり、金額ベースでは8ヵ月連続プラスとなっている。
品目別では上位品目のうち、機械類(前年同月比5.6%増)や自動車部品(同12.5%増)などがプラスとなったものの、3位の木材パルプ、古紙、板紙など(55.2%減)が前年同月から半減したことや、トップのプラスチック及びその製品(4.4%減)がマイナスとなったことで全体の荷動きが2桁マイナスに落ち込んでいる。
一方、中国発の復航は6.7%増の178.4万トンで3ヵ月連続プラス、貿易額は8.4%増の1兆1476億円であった。品目別ではトップの機械類が前年同月比12.2%増と2桁増となったほか、10位の木材が26.6%増と大幅に伸びている。

Last Updated : 2021/10/08
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