JR貨物は10月13日、越谷貨物ターミナル駅（埼玉県越谷市）で（株）ユーグレナの次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を、10月1日から同駅構内のコンテナ移送トラックで使用していると発表した。

　サステオは、使用済み食用油とユーグレナを原料として製造されており、燃料の燃焼段階で発生した二酸化炭素（CO2）を、食用油の原材料である植物およびユーグレナが光合成によって吸収することで、実質的には燃料を使用した際のCO2排出量が相殺されてゼロとなる、カーボンニュートラル実現に向けた次世代燃料。

　JR貨物はこのサステオを年間2388ℓ調達、当初は越谷貨物ターミナル駅の構内移送用トラック燃料として使用するが、今後はトラックだけでなくフォークリフトや機関車での利用、また他の貨物駅での使用も検討する。

　JR貨物は、バイオディーゼル燃料を導入することで、「CO2排出量が最も少ない貨物輸送モードである貨物鉄道の優れた環境特性をより活かし、“グリーン社会の実現”に取り組む」としている。