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Maerskが日本国内のドレージ輸送で脱炭素化に向けたエコデリバリー
Maerskグループはこのほど、日本国内ドレージ輸送における脱炭素化への取り組みとして「Maersk Drayage Eco Delivery」を開始すると発表した。
同サービスは、使用済み食用油を原料として製造されたISCC(国際持続可能性カーボン認証)認定のリニューアブル燃料を使用することでCO2排出量を削減するもの。
同燃料の使用は、LCA(Life cycle analysis)に基づいた試算によるとコンテナドレージのCO2排出量を最大で80%削減可能になるという。
当面は横浜発着の輸送に関して同サービスを利用する顧客のトレーラで使用される。将来的には名古屋や神戸にもサービスエリアを拡大する予定だ。
Maersk北東アジア地区最高責任者の西山徹氏は、「Maerskは長期的な持続可能性の目標達成に向けて、複数のカーボンニュートラル燃料を研究しており、2024年にはメタノール燃料で運航可能な大型コンテナ船を導入する。また、こうしたグローバルな取り組みと同時に、ローカルレベルでの対応が不可欠である」とコメントしている。
Last Updated : 2021/10/15
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