Dachser／DB Schenker／duisport／Rhenusの4社は10月22日、ロジスティクスのデジタル化を推進する目的で、ドイツに“オープンロジスティクス財団”を設立した。11月から活動を開始する。

　理事会の会長にはDB SchenkerのJochen Thewes・CEOが選出された。創設メンバーの4社のほか、多くの企業がすでに資金提供者として事業への参加を表明している。

　財団の主な目的は、欧州のオープンソースコミュニティを構築して、ロジスティクスとサプライチェーン管理のデジタル化を促進し、事実上の標準（デファクト・スタンダード）を獲得して、ロジスティクスプロセスを標準化すること。

　オープンソースのソフトウエアとハードウエアの技術プラットフォームであるリポジトリ（複数のデータや情報などが体系立てて保管されているデータベース）を運営する。これにより、インターフェイス／技術・機能の実装／システムの構成などの手引きとして、無料ライセンスのオープンソースが利用できるようになる。 財団はオープンソースツールの品質とセキュリティを監視し、開発の中立性を保証していく。