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日本→中国の21年8月荷動き:紙類の減少で18%減の72.2万トン
日本海事センター・企画研究部がこのほど発表した財務省貿易統計に基づく「日本〜中国間の2021年8月コンテナ荷動き」によると、日本発の往航が前年同月比17.9%減の72.2万トンで4ヵ月連続のマイナスを記録した。紙類の減少が響き8月単月で過去最低の荷動きとなった。
貿易額は自動車部品や電気機器など単価の高い品目が伸びたため14.3%増の7523億円となり、金額ベースでは9ヵ月連続でプラスを維持している。
品目別では上位品目のうち、プラスチック及びその製品(前年同月比6.4%減)、機械類(同1.2%減)、木材パルプ、古紙、板紙など(71.3%減)とトップ3が軒並み減少したことが影響し、全体の荷動きが2ヵ月連続で2桁マイナスとなってしまった。
一方、中国発の復航は22.9%増の179.3万トン、貿易額は25.9%増の1兆2145億円だった。品目別では上位20品目のうち19品目がプラスとなった。

Last Updated : 2021/11/05
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