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アジア→米国の21年9月荷動き:ASEAN積みが減少するも2.5%増に

 日本海事センター・企画研究部はこのほど、「アジア(日本含む)〜米国間のコンテナ荷動き」の2021年9月往航、7月復航の速報値を発表した。

 9月の往航は前年同月比2.5%増の180.6万TEUで2ヵ月ぶりのプラスとなった。9月単月として過去最高の荷動きとなっている。

 アジア側の積み地は、トップの中国積みが前年同月比2.8%増となったほか、インドが同12.6%増、韓国が27.5%増と2桁プラスを記録、日本積みも22.2%増の大幅増となった。

 荷動きが好調な東アジア・南アジア積みと対照的にASEAN積みは9.3%減となり、15ヵ月ぶりにマイナスを記録した。

 ASEAN積みは米国向けで中国に次ぐ荷動き量があるベトナムが12.1%減と16ヵ月ぶりにマイナスとなったほか、マレーシアも35.7%減と大きく落ち込んでいる。

 ベトナム、マレーシアとも新型コロナ感染拡大防止のためのロックダウンによって工場の稼働が停止したため、米国向け製品の生産が大幅に落ち込んだことが荷動き減少に影響したとみられる。

 一方、21年7月復航は前年同月比12.3%減の46.1万TEUで2ヵ月連続で減少した。アジアの揚げ地は中国が32.7%の大幅なマイナスとなったほか、台湾が4.8%減、韓国も10.8%減と各揚げ地とも減少した。これに対して、日本揚げが6.7%増、インドが47.5%増、タイが34.6%増とプラスになっている。

Last Updated : 2021/11/05
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