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三井倉庫ホールディングスがサプライチェーンのDX戦略を策定
三井倉庫ホールディングス(以下、三井倉庫HD)は11月1日、サプライチェーンのデジタルトランスフォーメーション(DX)実現を図って、“三井倉庫グループDX戦略”(以下、DX戦略)を策定したと発表した。
サプライチェーンにおける情報のデジタル化、可視化を通じて社会価値を創出するために、DX戦略を策定したとしている。
同社グループはDX実現の重要施策として、まずSCM(サプライチェーンマネジメント)デジタル情報の見える化を通じたビジネスモデルの変革について、 (1)SCM デジタルプラットフォームの構築 /(2)マイクロサービス(便利アプリ群)の構築を挙げる。
また、SCM情報のデジタル化を通じた組織・企業文化風土の変革と事業の最適化を目的に(3)スマートロジスティクスへの対応/(4)ナレッジ基盤の構築 /(5)基幹システムのDX対応に取り組む。
5項目の実現に向けて、(1)ではSCM情報をスケールフリーネットワークで収集した上で、SCMの変化に対応可能なデジタルプラットフォームを構築する。(2)ではマイクロサービスを提供することで顧客のSCM最適化に貢献し、(3)〜(5)については同社グループの持つフルスペックの物流機能の最新技術を導入して、スマートロジスティクスへの対応を加速させて、オペレーション品質のさらなる向上と効率化を推進するとしている。
同社グループでは、これら施策の実現に向けて、2025年3月期までに約100億円を投資する予定。
Last Updated : 2021/11/12
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