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日本郵船が三菱造船とCO2輸送技術の共同開発に合意

 日本郵船(NYK)は11月9日、三菱造船と中小型船/大型船による二酸化炭素(CO2)輸送技術の共同開発を行うことで合意したと発表した。

 現在、国際的に2050年までのカーボンニュートラル達成に向けた動きが広まる中で、その実現に有効な手段として、CO2を回収して転換利用や貯留を行うCCUS(Carbon dioxide Capture,Utilization and Storage)が注目されている。このバリューチェーンにおいては、液化されたCO2を貯留する、または利用拠点まで輸送する液化CO2輸送船(LCO2船、画像はイメージ図)が重要な役割を担うものとして、将来的な需要の拡大を期待されているところ。

 今回NYKは、同社がもつ多種多様な船舶の運航に関する知見と、三菱造船がもつ液化ガス輸送船(液化石油ガス=LPG輸送船、液化天然ガス=LNG輸送船)建造で蓄積したガス・ハンドリング技術とを統合することで、LCO2船の開発に取り組み、CCUSバリューチェーンへの参画を目指すとしている。

Last Updated : 2021/11/12
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