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DSVがマルチユーザー型の自動化施設を世界20ヵ所に展開へ

 DSVはこのほど、マルチユーザー型の大規模な自動化物流施設「DSV Fulfilment Factory」を欧州/北米/アジア太平洋地域の合計20ヵ所に数百万ユーロを投じて展開すると発表した。

 この施設は、ノルウェーElement Logic社のロボット・ストレージシステム“Autostore”を中心技術とする自動化施設で、さまざまな規模、流通経路をもつ企業に対して、自動化のメリットと3PL機能を包括して提供するもの。

 すでに、デンマーク(Kolding)/ノルウェー(Oslo)/フィンランド(Helsinki)/オランダ(Venlo)で稼働開始しており、今後数年以内に欧州諸国(英国/ドイツ/スペイン/カナダなど)に拡大し、順次、北米およびアジア太平洋地域に展開していく計画。

 eコマース(EC)物流需要の急増を主な背景に、企業の倉庫業務の効率化・自動化ニーズは高まっている一方で、Autostoreなど自動化設備を、取扱物量が多くない中小企業が単独で投資して導入することは難しい。

 その状況下で、DSVは「大企業でなくても、DSV Fulfilment Factoryの利用によって自動化された競争力のある効率的な倉庫が得られる」としている。

 DSV Fulfilment Factoryのユーザーは、各地域の需要変動に合わせて、利用施設と在庫量を柔軟に変更できる。また、複数の倉庫に在庫を分散している場合でも、各施設の在庫状況を一元管理することが可能で、情報システムによって配送先に最も近い施設の自動選択→出荷が実現し、配送のリードタイムが短縮される。

Last Updated : 2021/11/19
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