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アジア→米国の21年10月荷動き:前年同月比1.4%増の192.5万TEUに

 日本海事センター・企画研究部はこのほど、「アジア(日本含む)〜米国間のコンテナ荷動き」の2021年10月往航、8月復航の速報値を発表した。

 10月の往航は前年同月比1.4%増の192.5万TEUで3ヵ月ぶりのプラスとなった。9月も速報値ではプラスだったが、確定値では2.0%減となったためプラスは3ヵ月ぶり。10月単月として過去最高の荷動きとなっており、このまま確定すれば史上初の単月190万TEU超となるもよう。

 アジア側の積み地は、トップの中国が前年同月比2.4%増の118.6万TEUとなったほか、台湾が21.7%増の8.5万TEU、インドが18.6%増の10.3万TEUと好調だった。日本積みは6.1%減の4.4万TEUで、4月の20.8%減以来6ヵ月ぶりのマイナス。

 米国向けで中国に次ぐ荷動き量があるベトナムが21.3%減の16.0万TEUと2ヵ月連続のマイナス、マレーシアが25.1%減の3.2万TEUとなるなど、新型コロナ感染状況が深刻な東南アジアの国ではロックダウンにより工場の操業率が大幅に低下したことで荷動きが減少した。

 ASEANからの輸出は国によりまだら模様だが、全体では9.2%減の36.0万TEU、南アジアは18.6%増の13.8万TEUで対照的な様相を呈している。

 一方、21年8月の復航は前年同月比4.6%減の50.2万TEUで3ヵ月連続で減少した。中国向けが22.6%減の13.9万TEUだった。

 中国の輸入量が減少したのは空コンの回送を優先したためで、中国向け運賃が前年同月比1.7〜2.0倍と上昇しているのは、回送増による空コン不足で供給スペースが減少したことによると見られる。

Last Updated : 2021/11/26
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