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珠江バージ輸送:サービス停止が長期化でサプライチェーン混乱の懸念も

 香港と中国・珠江デルタを結ぶバージ輸送が、春節(旧正月)のサービス停止の期間に合わせて新型コロナの疾病対策を行うため、12月末から2022年2月中旬まで停止することに伴い、船社各社は相次いでブッキング休止を決めている。

 Cosco Shipping Linesは12月12日から華南・花都(Huadu)および窖心(Jiaoxin)向けで、運航再開の通知が出るまでの間、貨物の引き受けを停止する。

 なお、香港発・南沙、三山、黄埔、深セン向けなど、そのほかの主要フィーダー輸送については、期間中の運航減便はあるものの、運航を継続する方針で、荷主に対し、積み替えに時間を要することが予想されると注意喚起している。

 また、韓国船社は長錦商船/天敬海運/東暎海運/南星海運が12月1日〜1月末の日本出港船について、バージ輸送の貨物引き受け停止を発表、興亜LINEは、12月1日〜2月5日の受託を停止する。

 台湾船社ではWan Hai Linesが12月1日〜1月末の期間でサービスを休止するが、このほど、一部仕向け地については条件付でブッキングの受託を再開すると発表している。

 例年、珠江デルタのバージ輸送は、春節に合わせて1月末から2月初旬までの2週間ほど運航を休止していたが、昨年度から新型コロナの検疫や船員帰郷のため、運休期間が長期化している。ことしは、おおむね12月中旬から2月中旬までと約2ヵ月にわたってバージ輸送が休止する見込みで、華南ハブ港での滞船や貨物滞留が懸念される。

Last Updated : 2021/12/03
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