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日通がCO2排出量を可視化する“エコトランス・ナビ”を開始

 日本通運は国内輸送に伴うCO2排出量を可視化し、顧客のESG(環境・社会・ガバナンス)経営をサポートするサービスの“エコトランス・ナビ”をこのほど開始した。

 エコトランス・ナビはトラック輸送が主体の顧客に、過去の輸送データをもとに鉄道・海上輸送へモーダルシフトした場合のCO2排出量の削減効果をレポート化するサービス。

 一方、すでに鉄道や海上輸送を利用している顧客には、トラックなど他の輸送モードでの輸送を想定したCO2排出量を試算・比較して、現在の環境貢献度を見える化できる。

 また、国土交通省への物流効率化法申請書や、資源エネルギー省への特定荷主定期報告書など公的機関への提出書類に、エコトランス・ナビによる計算結果を活用することで、顧客の事務作業の軽減を図る。日通ではことし10月にウェブサイト上で、国内の最適輸送モードが検索できるワンストップ・ナビを開発し、輸送単位ごとに地図データと連携した正確なCO2排出量を算出するサービスを開始している。

 今回開発したエコトランス・ナビは、CO2排出量の見える化をさらに進化させ、顧客の過去一定期間(月間・年間など)の輸送データをもとに、日通を利用した場合の現行輸送モードと鉄道・海上輸送モードのCO2排出量の差異を可視化し、公的機関へ提出するレポート作成を支援する提案型サービスとなっている。

Last Updated : 2021/12/10
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