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DHL G.F.が中国〜ラオス鉄道の開通で昆明〜Vientiane間サービスを開始
DHL Global Forwardingは12月3日、新たに開通した中国〜ラオス鉄道による昆明〜Vientiane間輸送および、トラック輸送と組み合わせた以遠のマルチモーダル・サービスを開始すると発表した。
同路線は中国の経済援助で建設していたが、中国国境Botenから首都Vientianeまでのラオス国内414kmの鉄路が完成し、Boten〜昆明間の既存路線を含む595kmの鉄路と接続した鉄道ルートが開通したことによるもの。
同社では昆明をハブに中国各地と同社のトラック輸送ネットワークで結び、一方タイとの国境に位置するVientianeをハブに東南アジア各地とも結ぶ。
航空輸送と比較すると、昆明〜Vientiane間の輸送コストはピークシーズンでは50%以下に削減されるうえ、リードタイムは同等か、場合によっては短縮できるという。一方、同区間はトラック輸送では2日間を要するのに対して、鉄道では20〜24時間に短縮される。
また、昆明とVientianeをそれぞれハブとして、鉄道/トラックの複合輸送サービスを提供する。この鉄道/トラック輸送を航空輸送と比べると、たとえば成都発・Bangkok向けは78%安く、2日間短縮される。Kuala Lumpur発・成都向けは70%安く、リードタイムはほぼ同等。上海発・Singapore向けは38%安く、4日間長くなるとしている。
Last Updated : 2021/12/10
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