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米海事法の修正案が下院で可決
米国下院は12月8日、米国海事法の修正案(HR4996, Ocean Shipping Reform Act of 2021、以下OSRA2021)を賛成多数で可決した。
OSRA2021では、米連邦海事委員会(FMC)の船社監視機能の強化や、コンテナ船社に対し、米国発輸出貨物の船積み拒否を禁じるとした。
これに加えて、船社のデマレージ(超過保管料)・ディテンション(返却延滞料)が連邦規則に準拠していることを船社が証明できなければ罰則規定を設けること、海外船社に米国港湾で取り扱った輸出入重量、コンテナ本数(実入り・空含む)の四半期ごとの報告を義務付けること、などが含まれる。
定航船社団体の世界海運評議会(WSC)は「法案はエンド・ツー・エンドでのサプライチェーンの停滞を解決するよう設計されていない」との声明を発表。引き続き議会と協力して、パンデミック全体で米国経済を支えてきた海上輸送システムをさらに強化する真の解決策を模索するとしている。
Last Updated : 2021/12/17
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