イスラエル船社ZIM Integrated Shipping Servicesは1月18日、同社の筆頭株主であるKenon Holdingsと提携している船社から、7000TEU型コンテナ船3隻を8年間用船する契約を締結したと発表した。

　用船する3隻は韓国・現代三湖造船が建造するもので、既存の燃料油とLNG（液化天然ガス）燃料の両方を使用できる二元燃料エンジンを搭載する。

　ZIMは3隻の用船に4億ドルを投資するとしていて、3隻は2024年第1〜2四半期に竣工する予定。

　同社は昨21年、カナダ船主Seaspanとの戦略的提携に基づき、LNG燃料の7000TEU型15隻、1万5000TEU型10隻の長期チャーター契約を結んでいる。

　ZIMはLNG燃料船隊を増強することで、CO2排出量を削減して海洋を保護するというコミットメントを維持し、環境負荷の少ない船によるグリーンな輸送を実現することで、顧客のニーズに対応していく。