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日本→中国の21年11月荷動き:80.7万トンで7ヵ月連続のマイナス
日本海事センター・企画研究部がこのほど発表した財務省貿易統計に基づく「日本〜中国間の2021年11月のコンテナ荷動き」によると、日本発の往航が前年同月比11.2%減の80.7万トンで7ヵ月連続のマイナスとなった。ただ、貿易額は15.9%増の8308億円で12ヵ月連続でプラスを維持している。
往航の品目別では、輸出量シェア20%以上を占める1位の「プラスチック及びその製品」が前年同月比0.7%増と横ばいであったものの、2位の機械類が3.1%減、3位の「木材パルプ、古紙、板紙」が62.5%減と大幅に落ち込んだ。中国のリサイクル品の輸入規制で古紙を中心に輸出減が続いている。
このほか鉄鋼(2.7%減)、有機化学品(13.2%減)、自動車部品(14.7%減)などが減少した。
往航品目は輸出量の減少が続いているが、輸出額でみると「木材パルプ、古紙、板紙」の16.4%減、自動車部品の10.1%減を除いて上位20品目の貿易額がすべてプラスとなっている。
一方、中国発の復航は14.8%増の200.7万トンとなり、7ヵ月連続でプラスとなった。月間荷動きが200万トン超となったのは20年1月以来となる。また、貿易額は26.7%増の1兆3965億円で6ヵ月連続のプラスとなっている。
復航の品目別では、上位20品目のうち18品目がプラス。なかでも9位の木材が49.1%増と大幅に伸びた。

Last Updated : 2022/01/28
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