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アジア→米国の21年の年計荷動き:初の2000万TEU超えで過去最高更新
日本海事センター・企画研究部はこのほど、「アジア(日本含む)〜米国間のコンテナ荷動き」の2021年12月往航、10月復航の速報値を発表した。
12月の往航は前年同月比8.2%増の193.6万TEUで5ヵ月ぶりのプラスとなった。これにより21年の年計荷動きは2120.6万TEUと初の2000万TEU超を記録し、過去最高を更新した。
21年の往航荷動きは、上半期は前20年が新型コロナウイルスの影響で大きく落ち込んだため、その反動によって大幅に増加した。ただ、20年が好調だった8月から11月にかけては前年比マイナスが続いた。しかし、21年上半期の伸びが大きかったことから、通年で20年を上回り、初めて年間2000万TEUを達成した。
21年累計のアジア側の積み地は、ミャンマーとマカオを除くすべての国・地域が前年比プラスとなっている。とくに中国(前年比14.6%増)やベトナム(同18.0%増)、インド(33.6%増)、韓国(14.8%増)、タイ(13.6%増)といった上位国は2桁プラスを記録した。日本は年計57.8万TEUの4.7%増であった。
一方、10月の復航は10.4%減の47.7万TEUで5ヵ月連続のマイナス。日本揚げは1.1%減だった。

Last Updated : 2022/01/28
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