日本郵船（NYK）／商船三井（MOL）／川崎汽船（KL）のコンテナ船事業の統合会社Ocean Network Express（ONE）の22年3月期第3四半期（21年4〜12月）までの決算は、売上高が前年同期比2.2倍の216億6500万ドル（約2兆4850億円）、税引き後利益は116億4800万ドル（約1兆3360億円）で同7.2倍となった。

　ONEでは3Q（10〜12月）は国慶節や年末年始による季節要因の影響はありつつも、総じて旺盛な貨物需要が継続している。一方、供給面ではサプライチェーン全体の混乱が継続しており、特に北米西岸は港湾や内陸の混雑が2Q（7〜9月）よりもさらに悪化したことで、短期運賃市況は2Qからさらに上昇、想定を上回る水準で推移したとしている。

　なお、2022年3月期の通期予想は、売上高が290億4500万ドル（約3兆3300億円）で前年実績比2.0倍、税引き後利益は153億9800万ドル（約1兆7700億円）で同4.4倍になると見込んでいる。