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TAが22年4月改編で振り子FP2を分離、欧米など計31のループ数は変わらず
THE Alliance(=TA、Hapag-Lloyd/HMM/ONE/Yang Mingで構成)はこのほど、本22年4月からのサービス改編を発表した(下表参照)。
発表されたループ数は、北欧州5/地中海3/北米西岸11/北米東岸5/中東3/大西洋4の計31ループで、各航路とも現行から増減はない。
主な変更点としては欧州〜アジア〜北米西岸の振り子型配船のFP1とFP2の2ループのうち、FP2を東南アジア〜北欧州航路のFE5と、東南アジア〜米西岸航路のPS7に分離する。一方、FP1は現行の振り子型配船を継続する。
日本寄港ルートとしては、北欧州航路ではFP1がある。北米西岸南部(PSW)航路では、往航・復航で寄港するFP1、復航で東京に寄港するPS5、復航で神戸に寄港するPS6の3ループが設定されている。
北米西岸北部(PNW)航路では、往航・復航で寄港するPN1、復航で東京/神戸に寄港するPN2がある。
また、CO2排出量の削減と供給スペース増強のため、燃費効率が高い新鋭1万1000TEU型シリーズを、配船頻度が高い(ターンラウンドが短い)航路へ投入し、船齢が高い既存船と代替する。
TAではグローバルなサプライチェーン回復のために、最大限の努力を継続的に実施するとしている。TAの主要航路の寄港ローテーションは表の通りで、South PRCは華南港の意味だが港名は未発表。

Last Updated : 2022/02/18
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