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日本→中国の21年荷動き:941.8万トンで前年比4.8%減に

 日本海事センター・企画研究部がこのほど発表した財務省貿易統計に基づく「日本〜中国間の2021年12月のコンテナ荷動き」によると、日本発の往航が前年同月比11.0%減の83.2万トンで8ヵ月連続のマイナスとなった。これにより21年の累計荷動きは4.8%減の941.8万トンとなり、2年ぶりにマイナスとなっている。

 一方、金額ベースの累計では、18.3%増の9兆5785億円と大幅なプラスを記録した。
21年累計の往航の品目別では、上位20品目のうち3位の「木材パルプ、古紙、板紙」が54.7%減と半減したほか、「銅及びその製品(3.8%減)」と有機化学品(9.7%減)がマイナスとなっている。これ以外の17品目は年計で前年比プラスとなったものの、往航品目において比重が大きかった古紙関連が中国の規制の影響で大きく落ち込んだため、往航全体の荷動きがマイナスになった。

 一方、中国発の21年復航は、年計が8.9%増の2148.8万トン。21年累計では上位20品目のうち18品目がプラスで、なかでも1位の機械類が14.4%増、9位の木材が26.1%増と大幅に伸びている。

Last Updated : 2022/03/04
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