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アジア→米国の22年1月荷動き:200万TEUで単月の過去最高を更新
日本海事センター・企画研究部はこのほど、「アジア(日本含む)〜米国間のコンテナ荷動き」の2022年1月往航、21年11月復航の速報値を発表した。
1月の往航は前年同月比9.9%増の201.0万TEUで2ヵ月連続のプラスとなった。初めて200万TEU超を記録し、単月の荷動きで過去最高を記録した。
1月往航のアジア側の積み地は、ベトナム、ミャンマー、香港を除くすべての国・地域が前年比プラスとなった。トップの中国積み(前年比10.2%増)をはじめ、韓国(15.1%増)、インド(14.1%増)など、軒並み2桁プラスとなっている。
また、日本積みは5.8万TEUの32.9%増と大幅に増加した。これに対してベトナムは前年比6.7%減の21.1万TEUで、昨年後半から新型コロナの感染拡大が続き、荷動きに大きな影響を及ぼしている。
一方、21年11月の復航は24.6%減の45.3万TEUで6ヵ月連続のマイナスとなった。米国→アジアでは米国に滞留する空コンテナの輸送が優先されており、往航とは対照的にスリランカを除くすべてのアジアの揚げ地が前年比マイナスとなっている。

Last Updated : 2022/03/04
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