SBSホールディングス（SBS HD）は3月2日、イオングループが次世代型オンライン・スーパーマーケット事業の展開を図り設立したイオンネクスト準備株式会社（以下、AN）の物流を担うイオンネクストデリバリー（以下、AND）への出資をこのほど決定したと発表した。

　今回の出資合意により、ANが所有するAIおよびロボティクス機能を導入したCFC（顧客フルフィルメントセンター）と、SBSグループがもつラストワンマイルの物流オペレーションのノウハウを融合したサービス提供が可能になるとしている。

　SBS HDは配送オペレーションやインフラ機器の設計／中継拠点の調達・整備、EVの活用／ドライバー採用や教育などに関する知見を、ANDに提供していく計画。

　SBSグループは2022年からeコマース（EC）宅配物流に本格参入し、30年までに首都圏でEC専用の拠点を15ヵ所ほど新設してEC事業を第2の事業の柱とする方針を掲げている。今回のANDへの出資もこのEC事業強化の一環となるもの。