商船三井（MOL）は3月2日、宇徳を完全子会社化したと同日発表した。

　MOLは、昨21年11月30日に公表していたとおり、宇徳の完全子会社化を目的として同社の普通株式に対する公開買付けを実施、その後、今22年1月18日に公開買付けを終了し、宇徳の普通株式の95.05%を取得した。

　なおこれに先立って、宇徳は東証一部の上場廃止基準に該当することとなり、22年2月28日をもって上場廃止となっている。

　MOLは、「宇徳の完全子会社化の実現により、同社事業の強化のほか、同社の持つ技術力を生かしてMOLグループ全体の成長を図り、持続的な企業価値の向上に努めていく」としている。