センコーは3月4日、ロボティクス企業Telexistence（以下、TX）およびニチレイロジグループと共同で、センコー／ニチレイロジグループの物流施設へのTX製ロボット導入に向けた実証実験（写真）を開始したと発表した。

　第1段階として同日、ニチレイロジグループの物流施設の冷蔵エリアで、TX製遠隔操作ロボットでカゴ台車への混載積み付けを行う実証を行っており、ことし秋ごろには、センコーの小売大手向け物流施設での実証実験を予定している。

　センコーは、「一般的なパレタイズ／デパレタイズロボットは、床などへのアンカー固定が必要であるため、ロボットの稼働場所が限定的となったり、ロボット作業の前後工程にマテハン機器など追加したりする必要がある」とした上で、「一方TX 製ロボットは、AGV（無人搬送車）機能と遠隔操作機構を備え、さらに全ての電力がAGV内蔵バッテリーから供給される仕組みであるため、移動を伴う作業や時間帯などに応じて異なる場所で稼働することが可能」とTX製ロボットの利用メリットを説明した。