自動車船（RoRo船）／多目的船サービスで知られるEastern Car Liner（ECL）は3月2日、日本発・極東ロシア向け配船サービスを一時休止すると発表した。新たな貨物ブッキングについても引き受けを停止している。

　ロシアのウクライナ侵攻により、日本を含む西側諸国がロシアを国際銀行間通信協会（SWIFT）から排除する制裁を取ったため、ECLのロシア船舶代理店への送金が不可能になったとしている。

　同社は「極東ロシア向けでも、実際の配船業務に支障をきたし、船体保険上も問題がないとは言えない状況にある」としたうえで、「協議を行った結果、日本発・極東ロシア向け配船を一時休止せざるを得ないとの結論に至った」とコメントしている。