Maerskはこのほど、北米での倉庫保管と流通の効率化に向けてAIを活用した倉庫運用のデジタルソリューションの開発を進めていると発表した。

　同社はeコマース需要の拡大により大規模なフルフィルメント運営においては、AIを活用した予測・データ分析やシミュレーションによってスペース使用率を最大化して生産性を高め、在庫処理を減らすことが倉庫オペレーションの全体的な効率化のために不可欠としている。

　具体的には、倉庫内の在庫レイアウトを常に最適化することで、ワークフローや業務短縮を図っていく。

　Maerskではすでに、昨年11月からカリフォルニア州Redlandsの倉庫（写真）で専用にカスタマイズされたアプリケーションを導入して実証実験を行っている。

　この結果、デジタル化された新技術によって業務処理の精度と効率性が向上し、倉庫保管と在庫管理の改善がみられたとしている。