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NYKがバイオ燃料での試験運航、シンガポール〜南アフリカ間で

 日本郵船(NYK)は3月16日、同社運航の大型ばら積み船Friendshipが、鉱業大手Anglo American向けの貨物輸送でバイオ燃料を使用した試験航行を実施したと発表した。NYKグループによるバイオ燃料での試験航行はこれが4回目で、Anglo Americanとの協業は2回目となる。

 バイオ燃料は、再生可能な生物由来の有機性資源(バイオマス)を原料とする燃料で、燃焼する際の二酸化炭素排出量が実質ゼロとみなされることから、環境負荷の低い次世代燃料として注目されている。

 Friendshipはことし1月、仏エネルギーTotalの船舶燃料供給部門TotalEnergies Marine Fuelsの協力のもとSingapore港湾水域でバイオ燃料を補給し、積み地の南アフリカSaldhana Bayまで、またSaldhana BayからSingapore港までをバイオ燃料で運航した。写真はSingaporeでバイオ燃料を給油中のFriendship。

 NYKグループは、「外航海運事業における温室効果ガス(GHG)排出量削減の長期目標を“2050年までのネット・ゼロエミッション達成”としており、バイオ燃料を重油に代わる有効な船舶用燃料のひとつとして位置づけ、積極的に試験航行を実施している」と述べている。

Last Updated : 2022/03/18
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