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NYKが完全自律船フレームワークの船級認証を国内で初めて取得

 日本郵船(NYK)はこのほど、同社とグループ会社のMTIと日本海洋科学が、無人運航船実現のためのコンセプトとなる完全自律船フレームワーク(APExS-auto)を開発し、日本海事協会と仏船級協会からその安全性が評価され、3月1日付けでコンセプト設計の認証を取得したと発表した。完全自律船に関する船級認証の取得は国内初の事例となる。

 NYKグループは、日本財団が進める無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」における“無人運航船の実証実験にかかる技術開発共同プログラム”に参画しており、無人運航船の技術開発を進めてきた。

 同社グループが開発した有人自律船フレームワークAPExSは、コンピューター(機械)を中心とした高度な情報処理技術やリスク分析により、乗組員の状況認識と意思決定(行動計画)をサポートし、承認された行動計画を実行するという一連の流れをコンセプト化したもの。APExS-autoは完全自律運航のための計画実行システムで、APExSのコンピューター部分の役割をさらに能動的な人間のサポーターとして位置付け、機能をより高度化させている。

 NYKグループは開発したAPExS-autoを実際のシステムに反映させており、2月末に実施した実証実験に成功している。

Last Updated : 2022/03/18
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