国際自動車流通協議会（iATA）の発表によると、25年3月の日本の中古車輸出台数は、前年同月比3.6%増の15万6269台で2ヵ月連続でプラスとなった。

　仕向地別では、好調なUAEが前月に続いて2万台超を記録しトップを維持した。2位のロシアは10%減、3位モンゴルは18%減となっている。

　このほか、新型コロナによる経済危機を契機として2020年から自動車の輸入停止措置がなされていたスリランカが、25年2月から輸入停止を解除したことで、前年同月（24年3月）の11台から4070台に急増している。同国は2018年には年間7万台以上の日本の中古車が輸出されていたこともあり、日本の中古車市場として今後の輸出拡大が期待されている。