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NYKグループが運航するCTVが竣工、バイオメタノール燃料のみを使用

 日本郵船(NYK)は、グループ会社で洋上風力発電関連事業を行っているNorthern Offshore Group(NOG)の子会社Northern Offshore Services(NOS)が保有・運航するメタノール燃料焚きの作業員輸送船(Crew Transfer Vessel、CTV)であるTransporter(写真)が竣工したと、このほど発表した。

 同船はNOSが保有していたA-Classと呼ばれる小型のCTVをメタノール燃料炊きに改造したもので、NOSが独自に設計したもの。今後は欧州の洋上風力発電施設での輸送に従事する予定としている。

 NOSは、洋上風力関連事業の脱炭素化を推進しており、同船のほかにもバッテリーハイブリッドCTVを保有・運航するなど、温室効果ガス(GHG)排出削減に取り組んでいる。

 NYKによると、今回の新造船はCTVとしては世界で初めてバイオマスから生成されたクリーン燃料であるバイオメタノールのみを使用して運航を行うとし、GHG削減に貢献するとしている。

Last Updated : 2025/05/16
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