日本海事センター・企画研究部がこのほど発表した財務省貿易統計に基づく「日本〜中国間の2025年4月のコンテナ荷動き」によると、日本発・中国向けが前年同月比0.3%増の66万トンで、ほぼ横ばいながらも2ヵ月ぶりのプラスとなった。貿易額は3.6%増の8128億円で、こちらも2ヵ月ぶりのプラスとなっている。

　日本積みの品目別では、上位5品目のうち4品目が前年同月比マイナスとなったものの、7位の「有機化学品」が13%増、8位の「木材」が20.1%増と2桁プラスを記録するなど、全体では0.3%増となり前年同月とほぼ横ばいとなった。

　一方、中国発・日本向けは3.3%増の188.6万トンで2ヵ月連続のプラス。貿易額は7.2%増の1兆6683億円で、こちらも2ヵ月連続のプラスとなっている。品目別では上位10品目のうち8品目がプラスとなり、このうち1位の「機械類」が9.3%増、2位の「野菜、穀物、果実、採油用種子、茶など」が11.2%増と、上位品目が伸びている。