SBSホールディングス（SBS HD）は6月30日、ブリヂストンとの間で同社物流子会社のブリヂストン物流の株式66.6％の譲渡契約を締結したと発表した。

　株式取得は10月1日をめどに実施する予定で、完了後、ブリヂストン物流はSBS HDの子会社となる。

　ブリヂストン物流は、タイヤ物流を柱に培ってきた現場ノウハウや技術のほか、ブリヂストングループの一員として得たブランド力、ネットワーク力を生かした物流サービスを提供している。

　SBSはブリヂストン物流の株式取得により、SBSグループが持つインフラ・ノウハウの共有や物流業務における協業とシナジーを追求した、付加価値の高い総合物流サービスを提供する体制を構築する。

　SBSは「輸送能力不足やコスト上昇などの解決とサステナブルな物流網の維持に向けて、ブリヂストン物流が当グループに加わることは心強い。積載率向上、人手不足解消、環境負荷低減などの観点から、 共同配送へのニーズが高まりをみせているのはタイヤ物流も同様で、当グループが率先してその流れに貢献する」としている。