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25年6月のアジア→米国荷動きは7.3%減で21ヵ月ぶりのマイナス
日本海事センター・企画研究部はこのほど、「アジア(日本含む)〜米国間のコンテナ荷動き」の2025年6月往航と4月復航の速報値を発表した。
6月往航は前年同月比7.3%減の168.4万TEUで、21ヵ月ぶりのマイナスとなった。前月5月の荷動きは、速報値で同4.2%減であったが、確定値では0.6%の微増に修正された。また、25年上期の累計は前年同期比8.2%増の1075.3万TEUとなっている。
6月の主要なアジア積みは、トップの中国が前年同月比24.9%減の大幅なマイナスとなったほか、3位韓国(13.4%減)、4位インド(0.9%減)もマイナスを記録したことで、アジア全体の荷動きも大きく落ち込んだ。
これに対して2位ベトナム(34.8%増)、5位タイ(15.2%増)、8位インドネシア(53.4%増)、9位マレーシア(33.3%増)といった東南アジア勢が大きく伸びている。また、7位の日本は2.1%のマイナスであった。
一方、4月の復航は8.1%増の55.5万TEUで10ヵ月ぶりのプラス。4月までの累計は、前年同期比2.9%減の195.6万TEUとなっている。揚げ地別では、トップ中国が3%増、2位韓国が14.7%増、3位ベトナムが56.7%増、4位インドが4.7%増、5位台湾が27.9%増と軒並みプラスを記録した。また、日本揚げは4.4%減の4.8万TEUであった。

Last Updated : 2025/07/25
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