ベン・ライン・エージェンシーズ・ジャパン;創業200周年の記念祭を都内で開催
ベン・ライン・エージェンシーズ・ジャパン(以下、BLAJ)は7月24日、都内ホテルで創業200周年記念祭を開催した。
BLAJの飯垣隆三会長(写真)は冒頭のあいさつで、「会社が200年も続けてこられたのは、先人たちの努力の成果であるとともに、今日おいでになった方々の数十年にわたるご協力・ご支援があったからだ」と感謝を述べた。
来賓には中谷元・防衛大臣、中谷真一・衆議院議員、日本郵船元副社長の石田忠正氏らが列席した。
ベン・ライン・グループのKristian Van Dermeer CEOは、「ベン・ライン・グループを代表し、心より感謝申し上げます」と日本語であいさつし、続けて「日本のことわざで“継続は力なり”という言葉があるが、これはベン・ラインを体現するもの。素晴らしいみなさまの努力とご協力のおかげでベン・ラインは成長し、存続することができた」と述べ、乾杯の音頭を取った。
ベン・ラインは1825年にスコットランドで船舶会社として設立、1859年に横浜に初寄港、戦後は欧州と極東を結ぶ定期線サービスを拡大し、1971〜91年にかけては、世界初のコンテナ船コンソーシアムである“トリオ・グループ”に加盟した。88年にはベン・ライン・エージェンシーズ日本法人が設立、オペレーター業と代理店業を並行して開始し、93年に国際海運業から撤退すると代理店会社として堅実な成長を続けてきた。
BLAJの中上英之社長は、「当社は200年の歴史の中で、建設業からはじまり、海運事業を行い、代理店業に転身するなど紆余曲折の中、生き延びてきた。30年の時を経て代理店業への転身が成功だったと言える」とし、「今後もベン・ラインが反映し、未来に向かい歩いていくために引き続きのご支援をお願いしたい」と話した。
現在ベン・ラインはシンガポールに本社を置き、ライナーエージェンシー/マリンエージェンシー/タンク&ケミカルロジスティクス/インテグレーテッドロジスティクス/フレートソリューションの5つの事業を展開。アジア・北米を中心に世界18ヵ国・130拠点、2300人の社員を擁している。