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ONEの25年4〜6月期決算は利益が89%減の8600万ドルに

 Ocean Network Express(ONE)はこのほど、2025年度第1四半期(25年4〜6月)決算を発表、売上高が前年同期比4%減の40億4900万ドル、税引き後損益は同89%減の8600万ドルとなった。

 ONEは「関税を巡る不確実性を背景に、運賃下落や荷動き変動が見られ、前年同期と比較し不安定な状況が続いた」としている。船腹供給量については、喜望峰経由ルートの利用長期化が続く一方、新造船竣工が進んだことで増加したとしている。

 また荷動きは、「米国による4月の相互関税発表に伴い減速する一方、米中が5月に90日間の関税引き下げに合意したことで増加に転じた」と説明している。

 25年度の通期予想については、売上高を171億ドル、税引き後利益を7億ドルとした。ONEは4月末時点で、事業環境が年度を通じて比較的安定して推移すると想定したケースで売上高が175億ドル、税引前利益が11億ドル、関税による潜在的な影響可能性を織り込んだケースで、売上高が165億ドル、税引前利益が2億5000万ドルをそれぞれ見込んでいた。

 「現在のグローバル環境は極めて不透明。紅海における足元の状況が示す通り、セキュリティ上のリスクが依然として存在している。引き続き、喜望峰経由での迂回ルートの利用が見込まれ、グローバルサプライチェーンへの負荷が継続する見通しで、貿易環境の不透明さが、下期の見通しを一層困難にしている」とした。

Last Updated : 2025/08/08
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