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Coscoが大連港で世界初のグリーンアンモニア燃料のバンカリング
Cosco Shippingはこのほど、グループ傘下の船舶燃料供給子会社China Shipping & Sinopec Suppliers Co., Limited(SINOBUNKER)が、中国・大連港でグリーンアンモニア燃料のバンカリングを実施したと発表した(写真)。
今回のバンカリングは、Coscoグループの中遠海運重工有限公司(Cosco Shipping Heavy Industry)の大連ターミナルで実施されたもので、中国の再生可能エネルギー事業者Envision Energyが製造したグリーンアンモニア燃料が、5500馬力のアンモニア燃料タグボートに供給された。グリーンアンモニアの舶用燃料としてのバンカリングは世界初という。
グリーンアンモニア燃料は、従来の船舶燃料とは異なり、窒素と水のみを排出するため、船舶の排出量を大幅に削減する。今回使用されたアンモニア燃料は、バイオマスやリサイクル原材料の持続可能性認証プログラムであるISCC PLUS認証や、第三者認証機関ビューローベリタスから再生可能アンモニア認証を取得している。

Last Updated : 2025/08/15
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