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25年8月のアジア→米国荷動きは200万TEUで8月として過去最高に

 日本海事センター・企画研究部はこのほど、「アジア(日本含む)〜米国間のコンテナ荷動き」の2025年8月往航と6月復航の速報値を発表した。

 8月往航は前年同月比4.2%増の200.1万TEUで2ヵ月連続のプラスとなった。8月(速報値)としては過去最高の荷動きを記録している。また、8月までの累計荷動きは前年同期比7%増の1478.4万TEUとなっている。

 8月往航のアジアの主要な積み地は、トップの中国が8.6%減の100.3万TEU(全体のシェア50.1%)と減少したものの、2位のベトナムが27.4%増、3位のインドが36.2%増と、ASEANと南アジア地域が伸びたことで全体のプラスに寄与した。なお、ASEAN全体は30.5%増、南アジア全体は36%増となっている。

 そのほかの積み地は、タイが36.7%増、韓国が6.7%減、インドネシアが43.3%増、日本が10.1%増、台湾が7.9%減、マレーシアが30.7%増であった。

 また、品目別では上位10品目のうち8品目が前年同月比プラスとなり、なかでも4位のプラスチック及びその製品(19.7%増)や、9位のゴム及びその製品(18.7%増)などが大幅に伸びている。

 一方、6月の復航は前年同月比1.4%増の45.5万TEUで12ヵ月ぶりにプラスとなった。6月までの上半期では8.2%減の271.8万TEUとなっている。

 アジアの揚げ地は、トップの中国が27.4%減となったものの、往航と同様に東南アジア揚げが伸び、ベトナム(84.3%増)やタイ(54.6%増)などが大幅に拡大している。日本は5位の4.6万TEU(3.7%減)であった。

Last Updated : 2025/10/03
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