Kuehne+Nagel（K+N）は、インドに計5ヵ所のフルフィルメントセンターを新設すると、このほど発表した。

　新拠点は、インド北部のGurugram／Rajpura、東部Kolkata、中央部Nagpur、西部Mumbaiの5ヵ所に設立される。

　これにより同社のインド国内におけるフルフィルメントセンターの総面積は50万m2となり、さらに国内で1500人超の新規雇用を創出するとしている。

　新施設には、自動搬送や高性能の仕分けシステムなどの自動化技術を導入することで、ピーク時の貨物処理能力が従来比で75％向上する。

　インドではハイテク産業、自動車、消費財、ヘルスケアの分野が急成長を遂げており、2030年までに世界3位の経済大国になると予測されている。

　K+Nは今回の施設拡張について、「インドの産業成長に応じて物流インフラを整備することで、同国での物流需要に対応し、同国におけるサプライチェーンの最適化を図る」としている。