CMA CGMは10月21日、スロベニアKoper港と自動車物流の合弁会社を設立することで合意したと発表した。

　Koper港はアドリア海の主要港で、中央ヨーロッパへの戦略的ゲートウエーとなっている。CMA CGMは同港と20年以上にわたるパートナーシップ関係にある。

　合弁会社は、同港のコンセッションエリア外に建設される面積2万7000m2の自動車物流施設の設備、維持管理、運営を行う計画としている。

　CMA CGMは、Koper港から1万5000TEU型のLNGおよびメタノール燃料船による定期コンテナ航路を運航するほか、同港から中欧市場への鉄道接続サービスなど、低炭素の輸送ソリューションを提供している。

　CMA CGMは、Koper港を通じた事業拡大によって、中欧市場へのコミットメントを強化するとしている。