一般社団法人 日本内航コンテナ船協会は10月20日、都内で第1回総会を開催した。

　同協会は内航コンテナ船業界の発展と共通課題の解決に向けて連携を深めるべく、井本商運、近海郵船、山九、鈴与海運、丸三海運、横浜コンテナラインの6社により8月1日付けで設立された。

　総会に参加したのは9社で、国際コンテナ戦略港湾の強化、物流業界の人手不足（港湾・トラック・船員）への対応、内航業界の環境問題への取り組み、外国人船員採用制度などについて議論が行われた。

　冒頭のあいさつで井本隆之会長（井本商運社長）は「モーダルシフトや国際コンテナ戦略港湾政策、内航船員不足など、内航コンテナ船社が抱える諸課題について、各社と横の連携を取り、内航コンテナ船の課題解決に向けて迅速に動いていきたい。国内で競争すべきところは引き続き競争していくが、内航コンテナ船業界発展のために協業できる部分は協業していく必要がある」と述べた。