韓国船社HMMは10月23日、Hanwhaグループ4社および韓国船級協会（KR）と、次世代ゼロカーボン船舶推進システムを共同開発するための覚書（MOU）を締結したと発表した。

　次世代ゼロカーボン推進システムは、アンモニアを燃料とするガスタービン（GT）と燃料電池を通じて作り出した電力で船舶を運航するというもの。

　参加会社はコンテナ船に適用可能なシステムの開発に重点を置くとともに、燃料電池とバッテリー技術を組み合わせたハイブリッド推進システムのコンセプト設計、経済的実現可能性調査、そしてこのソリューションに最適化された新しい船型設計も行う。

　今回のプロジェクトで、Hanwhaグループはアンモニアガスタービン、燃料電池などの推進システムの開発を進め、HMMは船舶運航経験をもとに実証を行う予定。