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AD PortsがCMA CGM運営のシリアLICTの少数株を取得へ
CMA CGMグループとアラブ首長国連邦(UAE)の港湾運営大手AD Portsグループは、CMA CGM傘下のターミナル会社CMA Terminalsが保有するシリアのLatakia International Container Terminal(LICT)の株式20%を、AD Portsが約2200万ドルで取得する合弁事業および株主契約を締結したと、このほど発表した。
LICTはシリアの主要な海上ゲートウエーで、農産物や工業製品をはじめ、同国のコンテナ取扱量の95%以上を取り扱っている。CMA Terminalsは2009年からLICTを運営しており、昨24年5月に新たに30年間のコンセッション契約を結んでいる。LICTの年間コンテナ取扱量は2026年末までに、現状の25万TEUから62万5000TEUに増強される予定。
AD Portsは少数株主として参画し、シリア、東地中海のゲートウエーとして近代化、開発を進める。
CMA CGMとAD Portsは、昨24年12月にAbu Dhabi港のKhalifaコンテナターミナルの合弁運営を開始したほか、ことし2月にはコンゴPointe Noire港のNew East Mole多目的ターミナルの合弁開発・運営契約を締結しており、今回のパートナーシップにより提携関係をさらに拡大するとしている。
Last Updated : 2025/11/14
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