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港湾CTでの脱炭素化港湾の認証で国交省が新たに大阪港、八戸港を認定
国土交通省港湾局はこのほど、コンテナターミナル(CT)における脱炭素化の取り組みを客観的に評価する認証制度「CNP認証(コンテナターミナル)」に基づき、大阪港夢洲CTのC10、C11、C12と八戸港多目的国際物流ターミナルを新たに認定した。
国交省では、脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化や水素・アンモニア等の受け入れ環境の整備等を図るカーボンニュートラルポート(CNP)の形成を推進している。
CNPの形成を推進する取り組みのひとつとして、 ことし6月にCTにおける脱炭素化に向けた取組の実施状況をレベル1〜5までの多段階で評価するCNP認証の運用を開始した。これまでに5ターミナルが承認済みで、今回、新たに2ターミナルが認定されたもの。
大阪港夢洲CTのC10、C11、C12は認証レベルがレベル2++で、港湾脱炭素化推進計画の作成、インバータ制御方式のガントリークレーンの導入(導入率100%)、低・脱炭素型トランスファークレーン・ストラドルキャリアの導入 (同31%)、LED照明の導入(同100%)を行った。また、推奨項目では管理棟の省エネや、カーボンオフセットの取り組みを実施している点などが評価された。
一方の八戸港多目的国際物流ターミナルは、認証レベル1で、取得要件として港湾脱炭素化推進計画の作成が挙げられた。
Last Updated : 2025/11/14
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