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日本通運が新型の保冷輸送機材プロテクトBOXサーマルのテスト販売

 日本通運は、タイガー魔法瓶、岐阜プラスチック工業との協業で開発した高性能保冷輸送器材「プロテクトBOXサーマル(写真)」のテスト販売を6月から開始した。

 日本通運は2019年から、国内輸送用の梱包ツールとしてプロテクトBOXによるサービスを開始し、以降、分離型や保冷輸送用、国際輸送用など、顧客ニーズに応じた商品展開を行ってきた。25年4月には、貨物自体の温度で庫内温度を維持できる高性能保冷輸送器材プロテクトBOXサーマルを開発した。

 同社は新機材について、常温トラックの輸送で冷凍品/冷蔵品/常温品それぞれの温度維持性能を検証してきた。昨年の大阪・関西万博では、各パビリオンや飲食店などへの保冷貨物輸送にプロテクトBOXサーマルが活用されるなど、同機材の断熱性能と環境配慮型輸送ソリューションとしての有効性を確認し、今回のテスト販売に至った。

 同機材は、蓄冷材や蓄熱材を使用せず、貨物自体の温度を活用して庫内温度を維持できるため、温度維持に必要な付帯資材や管理負荷を低減できる。また、輸送単位を「BOX」にすることで、保管温度の異なる貨物を同一車両で輸送できるため、従来は冷凍車や冷蔵車、常温車で分けていた貨物輸送を同一車両に効率化することが可能となる。これにより、車両手配の最適化や積載効率の向上、輸送コスト削減、CO2排出量削減に貢献するとしている。

 日本通運はプロテクトBOXサーマルについて、「食品業界のほか、生花・園芸、精密機器・電子部品、化学品、医薬品・医療、美術品・文化財など、温度管理が求められる幅広い貨物で活用可能」とし、今後、テスト販売を通じて輸送実績と検証データを蓄積し、2027年度の正式商品化に向け準備を進めていくとした。


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Last Updated : 2026/06/26
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