Air France-KLM Martinair Cargo(AFKLMP)は、IATA(国際航空運送協会)による危険物申告書(DGD)におけるデジタルソリューション“Dangerous Goods AutoCheck(DG AutoCheck)”を導入する。IATAが3月13日発表した。AFKLMPはDG AutoCheckを導入する初の航空会社ととなる。
DG AutoCheckは、荷主が作成したDGDを光学文字認識(OCR)技術を用いて電子データに変換して読み取るシステムで、IATA Dangerous Goods Regulations(DGR)に含まれるすべての関連した規約に即して整合性をチェックする。
IATAでは「DGRを手動で確認する作業は、複雑で時間がかかる。 自動化されたDG AutoCheckにより、効率的で合理化されたプロセスで運用できるほか、安全面も強化される」としている。
AFKLMPは、年間150万件を超える貨物を取り扱っているが、このうち17万3000件が危険品としての取り扱いが必要な貨物に該当するという。
同社はDG AutoCheckの導入により、危険品輸送における安全性とコンプライアンスを向上させると同時に、危険品を効率的に管理するためのデジタルソリューションを提供する。