Airbusは3月15日、シンガポールでドローン配送システム“Skyways”を運用し、陸上から船舶への自律輸送試験を開始したと発表した。
シンガポールのマリーナ・サウス・ピアの海岸線から1.5km沖に停泊しているSwire Pacific Offshore社のアンカーハンドリング・タグ・サプライ船Pacific Centurionへ向けて、3Dプリントの消耗品の自律輸送を行ったもの(写真)。
Skywaysは、船のデッキに無事着陸し、積み荷を船長まで輸送後、基地へ帰還、初飛行は10分以内で完了した。
Skywaysの試験は、海上輸送およびポートサービス事業会社のひとつであるWilhelmsen Ships Servicesと共同で実施されている。
Airbusでは、無人航空機による船舶への輸送は、輸送にかかる時間を最大6倍短縮、配送コストを最大90%低減するだけでなく、大型ボートの輸送時の事故の発生リスクを軽減するとしている。
