DSVとPanalpinaは4月1日、DSVによるPanalpinaの買収に両社が合意したと発表した。Panalpina株をDSV株と交換する形でTOB(公開買付け)を実施する。
すでにPanalpina株全体の69.9%保有に相当する株主が、TOBに応じる意向を表明している。TOBは5月末から6月末にかけて実施される。
今回、DSVはPanalpinaの株式1株に対し、DSVの株式2.375株での交換を提示している。3月29日現在のDSV株の終値に基づくと、1株当たりの買収価格は195.8スイスフラン(CHF)に相当する。
DSVは今年1月中旬、Panalpinaに現金と株式交換を合わせて、1株当たり170 CHFでの買収を提案したが拒否された経緯がある。
両社の2018年の業績を合わせると、売上高1180億デンマーククローネ(約2兆円)、従業員6万人規模で、世界90ヵ国をネットワークする世界最大級の超大手物流企業が誕生することになる。
買収完了後、株主に“DSV Panalpina A/S”への社名変更を提案することが予定されている。